脳血管外科フォーラム

セミナーのご案内

 2年以上に渡って猛威を奮ったCOVID-19感染症は収束には至らないものの、その姿を変え感染対策もしつつ通常の日常の活動を行っていこうというウィズコロナ時代に突入しました。学会・研究会でも、コロナ以前ほどではないものの、大勢の参加者の姿がみられるようになり、会場でのディスカッションも活発に行われるようになりました。一方WEBからも参加できるハイブリッド開催は、日々多忙な脳神経外科医が学会・研究会に参加しやすいというメリットもあります。脳血管外科フォーラムも2021・Winterから2022・Summerまでの4回は、感染のピークに重なったこともあり、WEB中心での開催を余儀なくされましたが、多くの先生方にご参加いただきました。今回の2023・Winterでも、あらゆる状況に対応できるように会場とWEBのHybrid開催を予定しています。
 1日目の直達手術のランチョンセミナーで脳血管外科の基本手技である、バイパス術とCEAのpitfallとtrouble shootingについて勉強します。定型的な基本手技でありますが、症例ごとにvariationがあり、思わぬpitfallに陥ることも少なくありません。それを事前に予測して、確実にtrouble shootingすることが、治療成績の安定につながります。昼からのビデオカンファレンスでは、日常臨床でよく遭遇する動脈瘤を扱うという趣旨に従い、 ICA C1部の動脈瘤をテーマとして、各施設の手術ビデオをもとに議論したいと思います。今回はIC-PC動脈瘤に加えてIC-Acho.a.動脈瘤についても議論したいと思います。イブニングセミナーは顕微鏡手術の神髄ともいえる「剥離」につきその極意を、中村記念病院の大里俊明先生と福岡大学の安部洋先生からご講演いただきます。
 2日目午前中の合同セッションではIC-Acho.a.動脈瘤について、直達か血管内かの治療選択を議論したいと思います。午後は、広島大学の堀江信貴先生のランチョンセミナーを皮切りに、血管内治療のセッションを行います。血管内治療セッションでも、ICA動脈瘤について各施設の粗編集ビデオの提示やその他の重要な疾患についてのdiscussionを行います。
長らく休止していたハンズオンセミナーも、今度こそは、感染対策を行った上で開催したいと考えています。今回は、バイパスと血管内治療のハンズオンを行います。
これまでWEB中心の開催を繰り返してきて、画面がはっきり見える、遠方からでも参加しやすいなどのWEB特有の利点も感じました。ただ、会場での熱いディスカッションは当フォーラムの最大の魅力と考えており、会場とWEBの真のハイブリッド開催を今回は目指しています。十分な感染対策を講じますので、近隣の先生方には是非会場にお越しいただき、熱い議論に加わっていただきたいと思います。また、遠方やお忙しいなどの理由で会場に来れない先生方にはWEBでご視聴いただき、遠慮せずにチャットでご意見ご質問をいただきたいと思います。一人でも多くの皆様の参加をお待ちしております。

脳血管外科フォーラム2023・Winter代表世話人
国立循環器病研究センター脳神経外科部長 片岡 大治

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